夕べの星 (1996) : The Evening Star

母と娘の33年に渡る愛を描き、第56回(83年度)アカデミー賞5部門を独占した「愛と追憶の日々」の続編。今回は60代となり、人生の後半戦を迎えたヒロイン、オーロラの姿と彼女を取り巻く人間模様が描かれる。前作に続いてラリー・マクマートリーの小説を原作に、脚本家ロバート・ハーリングの初監督・脚本で映画化。

監督:ロバート・ハーリング
出演:シャーリー・マクレーン、ジャック・ニコルソン、ビル・パクストン、ジュリエット・ルイス、ミランダ・リチャードソン、マリオン・ロス、ドナルド・モファット、スコット・ウルフ、ジョージ・ニューバーン、マッケンジー・アスティン、ベン・ジョンソンほか

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夕べの星 (1996)のストーリー

テキサス州ヒューストン。あれから十数年、オーロラ(シャーリー・マクレーン)は、娘エマの残した3人の孫を育てることに全力を注いできた。しかし、3人は決して彼女の思い通りに成長してくれなかった。長男トミー(ジョージ・ニューバーン)は麻薬所持で服役中。次男テディ(マッケンジー・アスティン)は自動車の修理工になったが、結婚もしないまま子供をもうけて平然としている。末っ子のメラニー(ジュリエット・ルイス)は軽薄な若者ブルース(スコット・ウルフ)に入れ込み、大学もやめると言い出した。こんな孫たちを見るにつけ、自分の人生は一体何だったのかと、最近のオーロラは落ち込むばかり。40年来、この家で働くメイドのロージー(マリオン・ロス)と、かつてオーロラの恋人だった元将軍のヘクター(ドナルド・モファット)は、そんな彼女を心配げに見守る。ロージーの算段で、若くハンサムな精神カウンセラー、ジェリー(ビル・パクストン)の元に通いだしたオーロラは活気を取り戻し、彼の勧めで古い写真や手紙を広げてアルバム作りに取りかかる。そんな時、メラニーがブルースの浮気にショックを受け、自殺未遂事件を起こす。病院には先に、エマの親友だったパッツィ(ミランダ・リチャードソン)が来ていた。彼女はメラニーをわが子のように可愛がり、メラニーも何かと頼りにしているので、オーロラは彼女の存在が気に入らない。やがて快復したメラニーはブルースとよりを戻し、オーロラの反対も聞かずに2人で旅立つ。オーロラのジェリーに対する関心は日毎に強まり、ある日、ついに2人はベッド・イン。それ以来、彼女はジェリーの家に入り浸りになる。やがてヘクターが他界するが、その葬儀の直後にもジェリーに会おうと出掛ける彼女を見て、さすがのロージーも怒った。そして、かねてから親しかった隣家のアーサー(ベン・ジョンソン)のプロポーズを受け入れ、長年住み慣れた家から出ていってしまう。一方、ロスで新生活を始めたメラニーは経済的に行き詰まり、再び浮気したブルースとも別れてしまう。その頃、オーロラもジェリーがパッツィと浮気しているのを知って頭にきていた。傷心を癒し合うように2人は電話で久々に語り合い、立ち直ったメラニーは思いつきで受けたテレビのオーディションに合格し、今度こそ自立の道を歩み始める。トミーが仮出所して就職するが、一方でロージーが不治の病に倒れ、数カ月後、オーロラに見守られながら静かに息を引き取った。葬儀の日、物思いに耽る彼女の前に、かつての恋人で元宇宙飛行士のギャレット(ジャック・ニコルソン)が現れた。2人は思い出の浜辺に向かう。その時、宵の明星が西の空に輝き、オーロラはその一番星にそっと願いをかけ、浜辺を走る車からロージーの遺骨を撒いた。数年が過ぎた。今ではトミーも結婚して立派な父親に。かつてはライバルとして激しくやり合ったパッツィも、老いたオーロラの傍らに優しく寄り添う良き友だ。クリスマスの日、孫や曾孫、パッツィらに囲まれながら、オーロラは花園にいる夢を見る。そこには33歳で世を去った娘のエマが静かに微笑みかけていた。

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