愛の狩人 (1971) : Carnal Knowledge

対照的なタイプの2人の男の、それぞれめぐりあう女性との肉体関係を通して青春の愛と性の矛盾を衝く。製作総指揮はジョゼフ・E・レビンとクライヴ・リード、製作・監督はマイク・ニコルズ、脚本はジュールス・ファイファー、撮影はジュゼッペ・ロトゥンノ、美術はリチャード・スィルバートが各々担当。

監督:マイク・ニコルズ
出演:ジャック・ニコルソン、キャンディス・バーゲン、アーサー・ガーファンクル、アン・マーグレット、リタ・モレノ、シンシア・オニールなど

愛の狩人 (1971)のストーリー

ニューイングランドにある大学の寮のルームメイト、ジョナサン(ジャック・ニコルソン)とサンディ(アーサー・ガーファンクル)の話題はやはり、女性に関することが多くを占め、しかも2人は性に対して全く好対照の考えを持っていた。サンディは青春に素朴な夢を抱くロマンチストで、逆にジョナサンは女は肉体がすべてと割り切るニヒリストである。ある秋の夜、近くの女子大とのパーティーに出席したサンディは、校内一の美人スーザン(キャンディス・バーゲン)に一目惚れしてすっかり夢中になってしまった。デートの様子を逐一報告するサンディに、ジョナサンのよからぬ欲望がむっくり頭をもたげた。うまくスーザンを誘い出したジョナサンはやすやすと彼女をおとしめた。そうとは知らぬサンディは、聡明なスーザンにますますのぼせあがり、ある夜、ようやく彼女をくどき落とすことに成功した。スーザンは2人の共通の恋人となった。初めはただの情事の相手としてスーザンを扱っていたジョナサンもいつしか彼女を深く愛するようになり、スーザンは2人の愛のどちらかを選ばねばならなくなった。哀願するジョナサンを振り捨て、スーザンはサンディと結婚した。

それから数年、ジョナサンもサンディも税理士と医師と立場は違っても、ともに経済的には恵まれた社会人であった。幸福な家庭を築くサンディに対し、ジョナサンは飽くことなく情事の相手を求め、今はTVのCM女優ボビー(アン・マーグレット)と同棲していた。ボビーはジョナサン好みのすごいグラマー美人だが、やはり女、お定まりの結婚を迫り、自殺未遂をやって、とうとうさすがのジョナサンも屈してしまった。サンディもようやく平穏な生活に疑問を持ち始め、今はシンディ(シンシア・オニール)を情事の相手としていた。やがてジョナサンはボビーと離婚しまた独りとなって、果てしない心の旅路をさまよい歩き、サンディもまた、家庭の幸福から弾き出されたように、肌寒い夜の町を遊び歩くようになった。すでにすっかり若さを失ったジョナサンは不能に陥り、今の相手といえば、ニューヨークの裏町のアパートに住む娼婦ルイーズ(リタ・モレノ)だけだった。

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